中性脂肪が高すぎると血液がドロドロに。ドロドロってどういう状態?

メタボよくテレビ番組やネット上のサイトには「玉ねぎを食べると血液がサラサラになるんですよ!」という言葉があるのを見聞きした事があると思います。

私たちの体の中で全身を巡って色々な細胞などに酸素や栄養素、そして活動するためにはエネルギーを届ける必要がありますが、そのエネルギーを送るために必要となるのが血液です。

血液はスムーズに流れていくほうが良いというイメージを誰もが持っていると思います。

ここ最近、脂質異常症によるメタボリックシンドロームの増加も心配されている事から、「血液サラサラ」「ドロドロ血液」この2つの言葉がよく出てくるようになりました。

この血液の状態で健康上、注意したいのは「ドロドロの血液」となりますが、このドロドロの血液というのは本当にドロドロしているのでしょうか?そして実際にどのような状況なのでしょうか?

ドロドロ血液と脂質の関係

血液一般的に健康診断などでコレステロール値と中性脂肪値が高いとドロドロ血液の可能性があるという指摘をされます。

血液の健康上の目安として

中性脂肪値(TG)が150mg/dl以上、
コレステロール値 220mg/dl以上、
という具合に設定されています。

もしコレステロール値に善玉と悪玉、両方の数値がある場合は、

LDL(悪玉)コレステロール値  140mg/dl以上
HDL(善玉)コレステロール値 40mg/dl未満
という部分をチェックしてみましょう。

この数値から大きく出ている、もしくは善玉コレステロール値が基準値より少ない場合は脂質異常症と指摘され、ドロドロ血液の可能性も高いという状態です。

このように聞いてしまうと血液中に常に脂ぎった血液が流れてて脂分が固まっているところもありそう・・・といったイメージをして心配になりますよね。
ところが他にも水分の不足やストレス、体調面の都合により血液がドロドロになる条件というのはありますので、実際にはそう単純ではありません。

本来の血液中の成分に問題が出てきます

採血血液は液体と赤血球、白血球、血小板などが含まれた状態です。

この血液の成分が若干、変わってしまう事で血液がスムーズに流れにくい状況になってしまうと考えると分かりやすくなります。

どのような状況があるかを考えてみると以下の様なものが挙げられます。

血小板が凝固しやすくなる
本来は傷が出来たり出血している場所に集まって凝固する事で出血を止めるなどの役割がありますが、コレステロールや中性脂肪値が高い高脂血症の状態になると血液や血小板自体が凝固しやすくなります。

高脂血症の他には、飲酒や脱水による水分の不足などでも血液、そして血小板の凝固がおこりやすくなります。

実際に脂質異常症(高脂血症)と診断され、必要だと判断された場合、血液をサラサラにする薬を処方される事もありますが、この薬の一部には抗血小板薬があります。

白血球がつきやすくなる
白血球は体に菌やウイルスが入ってきたときに戦ってくれる成分ですが、体のどこかに炎症が起こっても反応します。

どこかに細菌が入ってきていないかと探し回り、捕まえやすくするために粘着性が高くなっているのです。
粘着性が高くなった白血球は血管の壁などについてしまう事もあり、血流が悪くなる事もあります。

また、他にもタバコを吸っている人などは、白血球がつきやすい状態になっていますし、ストレスが多くかかっているという生活状態でも白血球がつきやすくなります。

赤血球が増える
体の水分量が減る事で相対的に赤血球が増えてくるためにスムーズに血が流れなくなってくる事があります。

赤血球の質の変化
本来、赤血球は柔らかいために柔軟に、そしてスムーズに血管の中を流れているのですが、糖尿病を患っている患者さんの場合は、赤血球がだんだんと硬くなってしまいます。
そのため、あまり柔軟ではない状態になってくると血管内をスムーズに通れなくなるという状況が発生してしまいます。

以上の4つの状態によって血液がスムーズに流れないという表現からドロドロ血液と呼ばれるようになりました。
実際に想像していたドロドロ血液の状態とは違っていたという方も多いかもしれません。

このような生活だとドロドロ血液のリスクが!

お医者さんドロドロ血液になりやすい方は生活習慣に問題がある場合が多いことが統計で分かっています。

そこで以下の項目に当てはまっていないか、一度確認をしてみて下さい。

  • 脂っこい食べ物が好きで毎日のように食べている
  • 甘いものも大好きでよく食べている
  • 野菜が苦手であまり食べていない
  • 魚は苦手なので肉料理が多い
  • アルコールはよく飲んでいる
  • 運動は苦手なので特にしていない
  • 普段から水分はあまり摂らないほうだ
  • タバコは1日に10本以上は吸っている
  • 日常生活でストレスが多い

当てはまる項目が多いほどドロドロ血液の可能性が高くなります。
もし2つ以上当てはまるようであれば生活習慣の見直し、改善をしてみましょう。

生活状況の改善で血液も改善!

一般的にドロドロ血液という状況は生活習慣や食習慣を変える事で改善が可能です。

  • 脂っこいもの、甘いものの摂取を減らし、暴飲暴食をしない
  • 肉よりも魚を食べるようにして野菜をたくさん摂取するようにする
  • 血液をサラサラにするといわれている食品もすすんで摂取してみましょう
  • 禁酒、禁煙(最初はまず減らす事から)
  • 適度にウォーキングなど、軽く体を動かすようにする
  • 水分はこまめに摂るようにする
  • ストレスは溜め込まないで好きな事もしつつ発散を!

日常生活を改善していく事で徐々に中性脂肪やコレステロールも下がっていき、血液の状態も改善していく事が期待できます。
まずは必要以上に凝固しないような健康な血液を目指して、食事内容など、出来る範囲から取り組んでみてください。

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