難消化性デキストリンが中性脂肪を下げる!その効果は本当?

コーン茶

最近、さまざまなトクホ製品が取り入れたことで話題になっている「難消化性デキストリン」。

よく見かけるようになったこの難消化性デキストリンですが、実は中性脂肪を下げる効果も期待できるのです。

今回は難消化性デキストリンが中性脂肪を下げるメカニズムと、摂取する際の注意点をご紹介します。

難消化性デキストリンとは?

とうもろこし

難消化性デキストリンとは、トウモロコシを原料に作られた成分です。

名前のとおり「消化しづらいデキストリン」であり、このデキストリンはでんぷんの一種です。

トウモロコシのでんぷんを消化する酵素アミラーゼで加水分解して製造されており、天然成分のみで作られているため安全性にも優れているのが特徴。

日本人の食生活の欧米化が進んだことから、消化を促しスムーズな排便をサポートする食物繊維が注目されています。

難消化性デキストリンは、食物繊維の不足を補うために作られたまさに日本人のための成分なのです。

難消化性デキストリンが中性脂肪を下げる理由

食事

それでは、この難消化性デキストリンが中性脂肪を下げるのに効果的なのか、その理由は次のような理由が挙げられます。

・糖の吸収スピードを遅らせる

食事から摂取した炭水化物は体内でブドウ糖に分解され、その後肝臓から全身へと運ばれていきます。

難消化性デキストリンは、この糖質分解を抑制する作用があり、食後の血糖値の上昇をゆるやかにする効果が認められました。

余分な糖質は最終的に中性脂肪として体に蓄積されます。

しかし、血糖値の上昇がゆるやかであれば、吸収される糖質の割合も減少するため中性脂肪の抑制に役立つのです。

・脂質の吸収スピードをゆるやかにする

難消化性デキストリンは糖質だけでなく、脂質の吸収スピードもゆるやかにする作用があります。

食事に含まれている脂質の吸収を遅延させて、食後の中性脂肪の増加をおだやかにする働きがあるのです。

実際に行われた試験では、難消化性デキストリンを含む飲料を成人男性に摂取させた結果、難消化性デキストリンを含まない飲料を飲ませた成人男性とくらべて、内臓脂肪と中性脂肪の低下が認められました。

つまり、難消化性デキストリンは食事からの中性脂肪の吸収を遅らせるだけでなく、蓄積された中性脂肪の減少にも役立つのです。

・整腸作用による便秘解消

難消化性デキストリンは水分を吸収し、保持する性質を持っています。

そのため、水溶性食物繊維のように便をやわらかくし、量を増やすことからスムーズな排便を促す効果が認められています。

便秘とは、いわば体に不必要な老廃物が腸内にずっと残っている状態。

本来であれば吸収を終えた脂肪や糖質が腸に滞っているので、余分な脂質まで吸収され中性脂肪の増加の原因になってしまいます。

現在便秘でお悩みの人は、難消化性デキストリンで便通が改善されれば中性脂肪の減少が見込めるのです。

難消化性デキストリンの摂取方法と1日の目安量

お医者さん

難消化性デキストリンの摂取方法と、1日の目安量を見ていきましょう。

・摂取方法について

現在難消化性デキストリンは、特定保健用食品(トクホ)の約1,000品のうち、300品目以上に採用されています。

つまりトクホの約3割に難消化性デキストリンが使われており、最近ではスーパーやコンビニでも名前を見かける機会も増えてきました。

また、難消化性デキストリンを含んだ商品のほか、粉末の難消化性デキストリンそのものも通販で購入可能です。

特に大手飲料メーカーでは、お茶や炭酸飲料まで幅広くラインナップされており、食事と同時に手軽に難消化性デキストリンを摂取できますよ。

粉末は各メーカーから続々発売されており、飲料と違って自分が好きな飲み物や料理に使えるのがメリットです。

1日の目安摂取量

難消化性デキストリンは、特に摂取量の上限が設けられていません。

しかし、一般的には110gを目安に毎日摂取するのがおすすめです。

難消化性デキストリンは水溶性食物繊維と似た働きがあり、摂取しすぎるとお腹がゆるくなる副作用が心配されます。

胃腸が弱い人は少量でも下痢を起こす可能性があるので、まずは5gほどから少しずつ量を増やして様子を見ましょう。

・最低でも3か月間継続する

難消化性デキストリンの長期投与の影響を調べる実験によると、長期継続の結果中性脂肪の減少が認められたのです。

内容は成人男性12人に110gの難消化性デキストリンを3か月間摂取させるもので、なんと最終的に中性脂肪が平均で344.7/dlから192.9mg/dlまで数値が下がったとの結果が出ました。

つまり、難消化性デキストリンは10gの適量を最低でも3か月間継続することで、中性脂肪の大幅な減少が見込めるのです。

難消化性デキストリンそのものは、特に味も匂いもなく好きな飲み物や料理にプラスするだけで気軽に摂取が可能ですので、自分に合った方法でまずは3か月続けてみましょう。

(実験データ参考URL

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjdf1997/4/2/4_2_59/_pdf

まとめ

難消化性デキストリンは便秘解消のほか、血糖値や脂肪の吸収をおだやかにする効果が認められています。

もともとトウモロコシを原料に作られているため、自然由来で体への副作用もほとんどありません。

運動や食事に気を配っているけれど、思うように中性脂肪が減らないとお悩みの人は、ぜひ難消化性デキストリンもプラスして、健康的な体づくりを目指していってみてはいかがでしょうか。