トマトジュースで中性脂肪を下げる時代!効果を逃さないトマトの正しい食べ方!

トマトジュースで中性脂肪を下げる時代!効果を逃さないトマトの正しい食べ方!美容や健康に役立つ効果があると、テレビや雑誌でもよく特集されるトマト。

実はトマトには中性脂肪値の減少や脂肪肝の解消など、脂質代謝異常の改善が期待されることが京都大学の研究で明らかになりました。

今回は今だからこそ見直したいトマトの健康パワーにスポットを当てて、どうして中性脂肪の減少につながるのか、有効成分とおすすめの摂取方法をご紹介します。

トマトの健康成分の代名詞、リコピン

リコピンがもつ中性脂肪を下げるW効果

トマトジュースで中性脂肪を下げる時代!効果を逃さないトマトの正しい食べ方!トマトの健康成分の代表と言えば「リコピン」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?

リコピンはトマトの赤い色素の元で、とても強い抗酸化作用を持っているのが特徴です。

抗酸化作用は体が呼吸や食事を行った時に、体内で発生する活性酸素という酸化物質を抑制する作用のこと。

活性酸素は血中のコレステロールと結びつき、酸化コレステロールに変化させてしまいます。

酸化コレステロールになると血管壁を傷つけて入り込みやすくなり、そのままコブとして血液の流れを阻害する原因に。

リコピンの抗酸化作用で活性酸素の除去ができれば、中性脂肪の値が高い人に多いドロドロ血液をサラサラの状態に導く効果が期待できます。

中性脂肪の燃焼効率を高める効果

さらにリコピンの抗酸化作用によって血液がサラサラに近づけは、滞っていた血流も改善されます。

ドロドロ血液の人は体のすみずみまで新鮮な栄養や酸素が運ばれず、代謝が低下している傾向があります。

血液の流れがよくなれば、代謝もアップしてエネルギーが燃焼されやすくなり中性脂肪を溜め込みにくい体質に近づいていくのです。

エネルギー燃焼量のアップを裏付けた実験

2012年に京都大学研究科で行われた実験にて、トマトの脂肪燃焼効果が立証されました。

研究では肥満のマウスにトマトの成分を含んだエサを与えた結果、血中の中性脂肪が30%減少したとのデータが発表されています。

トマトのリコピンやβカロテンには、次のように中性脂肪の蓄積を抑える働きが期待できる能力が備わっているのです。

脂肪細胞の増加を抑える働き

どうしてトマトを食べることがエネルギー燃焼量のアップにつながるのか、その理由はリコピンに脂肪細胞の増加を防ぐ働きがあるためです。

そもそも脂肪細胞とは、体を動かす際のエネルギーが不足しないように脂肪を溜め込む役目を持っている細胞。

さらに、必要なエネルギーを体内で作り出すために、脂肪を燃焼させる働きも担っています。

そして、脂肪を蓄積する働きがあるのが「白色脂肪細胞」、脂肪を燃焼させてエネルギーを作り出すのが「褐色脂肪細胞」。

実は人間が持つ脂肪細胞の多くは白色脂肪細胞のため、脂肪を蓄積する働きが強く脂肪を溜め込みやすい生き物と言えるのです。

これは生物として生き抜くための機能で、食事による栄養摂取ができなくなれば溜め込んだ脂肪がエネルギーとして消費されます。

そのため、白色脂肪細胞は食事がとれない万が一の事態が起きても長く生きられるよう、より脂肪を多く溜め込もうとする働きが体内で起きています。

ですが溜め込みすぎた脂肪はエネルギーとして消費されず、血中の中性脂肪の増加につながることに。

リコピンにはこの脂肪細胞の増加を抑制する働きがあるため、中性脂肪が気になる人はぜひ積極的に摂りたい栄養素と言えるでしょう。

リコピンに次ぐ抗酸化作用、βカロテン

トマトジュースで中性脂肪を下げる時代!効果を逃さないトマトの正しい食べ方!

さらにトマトのすごいところは、リコピン以外にも抗酸化作用に優れたβカロテンの含有量が多いこと。

βカロテンはニンジンなどのオレンジ色素の元で、リコピンと同じ動植物に含まれる赤、黄色、オレンジなどの色素の仲間。

このβカロテンもまた、リコピンに次いで抗酸化作用が強く活性酸素の働きを抑制する効果が期待できます。

つまり、リコピンとβカロテン両方が備わっているトマトは、まさに抗酸化作用のかたまりと言える食品なのです。

コレステロールを下げる効果が動脈硬化を防ぐ

βカロテンはコレステロールの減少にも役立つ栄養素です。

悪玉と呼ばれるLDLコレステロールは、酸化が起きると過酸化脂質に変化。

これがいわゆる悪玉コレステロールであり、血管の内壁を傷つけて奥深くに入り込んでしまいます。

やがて悪玉コレステロールの沈着が動脈硬化の元となり、高血圧や心筋梗塞などの重病を引き起こす原因にもなるのです。

そんなLDLコレステロールの酸化を防ぐのに役立つのがβカロテン。

抗酸化作用があるβカロテンを含有したトマトを食べることで、酸化を防ぎ悪玉コレステロールの血管への沈着の予防にもつながります。

また、トマトのリコピンは善玉コレステロールを増やして、悪玉コレステロールを減らす働きもあることが発見されました。

この善玉と悪玉の割合による動脈硬化のリスクを指標化したのが「LH比」。

トマトを継続的に摂取することは、このLH比を下げて動脈硬化予防にもつながるのです。

コレステロールの低下は中性脂肪の低下

コレステロール値が減少するのは、中性脂肪の低下にもつながります。

そもそも血中の中性脂肪が増えると、余分なコレステロールを外に運ぶ善玉コレステロールが減少してしまいます。

トマトの抗酸化作用により、悪玉コレステロールが減少すれば血中の中性脂肪も減っていき、ドロドロ血液の解消につながっていきます。

中性脂肪を抑える水溶性食物繊維、ペクチン

トマトに含まれる水溶性食物繊維、ペクチンも中性脂肪の吸収を抑制して外に排出する働きがあります。

水溶性食物繊維は水分を含んでジェル状に膨らむ作用があり、食後の余分な中性脂肪やコレステロールを包み込んで外に排出するため、腸から吸収されるのを阻害する効果が期待できます。

中性脂肪を下げるトマトの新成分13-oxo-ODA

このようにトマトは中性脂肪の減少に役立つ成分がさまざま含まれている野菜です。

しかし、近年の研究によりさらに新成分「13-oxo-ODA(13オキソODA)」の働きにより、中性脂肪を直接的に下げる効果があることが認められました。

京都大学の研究にてトマトの成分を細かく分け、脂肪燃焼を促す酵素を生み出す成分を探した結果、発見されたのが脂肪酸の一種である13-oxo-ODAだったのです。

不飽和脂肪酸のリノール酸に良く似た物質

この13-oxo-ODAは、不飽和脂肪酸の一種であるリノール酸に働きがよく似た物質です。

リノール酸はごま油などに多く含まれる脂質で、体内で合成できないため食事による摂取が欠かせない栄養素。

体の成長や健康維持に必要な脂肪酸で、悪玉コレステロールや中性脂肪を減少させる効果が期待できます。

たった1ヶ月で中性脂肪が約30%も減少した

そんなリノール酸によく似た働きの13-oxo-ODAを糖尿病マウスに服用させた結果、マウスの血中の中性脂肪の増加をおさえる効果が認められました。

そのため、中性脂肪やコレステロールが高いことによる脂質異常症や脂肪肝の改善につながると期待されているのです。

なんとマウスが毎日一定量の13-oxo-ODAを摂取し続けた結果、1か月でおよそ30%もの中性脂肪の減少が認められました。

特にトマトジュースに多く含まれる成分

この13-oxo-ODAは、生のトマトよりもジュースにした状態の方が多く含まれていることも明らかになっています。

マウス実験で服用させた13-oxo-ODAの量を人間用に換算すると、1日3回200mlのトマトジュースを飲む量に相当します。

つまり、朝昼晩の食事の際に食べ物といっしょにトマトジュースを飲むことが、中性脂肪の減少に役立つのです。

トマトはただ食べるだけでは宝の持ち腐れ

実は食べ方によってはトマトの栄養成分であるリコピンを無駄にしてしまうこともあるんです。

それでは、どんな食べ方をすればいいのでしょうか?

生食ではリコピンをほとんど摂取できない

そんな健康食品のトマトですが、実はおすすめしたいのは生食よりも加熱処理後の状態。

野菜は生の状態で食べた方が栄養素を壊さずに摂取できるイメージがありますが、トマトに至っては加工した方が中性脂肪により強く作用する効果が期待できるのです。

リコピンは加熱することで吸収率が2~3倍アップ

リコピンは熱を加えることで、生食のときよりも吸収率が2倍から3倍にアップします。

これはトマトケチャップやジュースでおなじみのカゴメ株式会社総合研究所の試験で明らかになった情報で、トマトの過熱調理によって体内への吸収と蓄積が増加するのです。

トマトを加熱することで細胞が破壊され、リコピンが外に取り出されやすい状態に変化します。

同じ量のトマトでも、生で食べるより多くのリコピンが体内で備蓄されるのです。

参照元

http://www.kagome.co.jp/company/news/2011/09/000032.html

リコピンは油脂分に溶けた状態ではじめて吸収される

さらにリコピンは脂溶性のため、油脂分に溶けた状態で初めて体に吸収される成分でもあります。

そのまま加熱処理したトマトを食べることでも、リコピンの吸収率を高められますが、特に油と掛け合わせることで、より効率的にリコピンの栄養を体に吸収させられるのです。

トマトとオリーブオイルで効果倍増!地中海ダイエット

ケチャップで有名なカゴメでは、オリーブオイル、サラダオイル、シソオイル、サフラワーオイルの4種類のオイルとリコピンをかけ合わせてラットに服用させる実験が行われました。

この実験によると、オリーブオイルといっしょに摂取したときが、もっともラットのリコピン吸収率が高まったとのデータが報告されています。

トマトとオリーブオイルの組み合わせが、もっともリコピンの吸収率を高めることが実験で明らかになりました。

そこで、この2つの食材の組み合わせを活かしたダイエット法としておすすめしたい、地中海ダイエットのポイントをご紹介します。

オリーブオイルがもつコレステロールを下げる効果

オリーブオイルは植物性の不飽和脂肪酸の一種で、さらに一価不飽和脂肪酸に分類される脂質です。

脂肪酸は炭素と水素、そして酵素の分子が結合したもので、一価不飽和脂肪酸は水素の結合が1か所欠けているのが特徴。

そんな一価不飽和脂肪酸のオリーブオイルならではの栄養素が「オレイン酸」。

オレイン酸は悪玉コレステロールを下げる働きを持っており、ドロドロ血液の解消に役立つ成分です。

オリーブオイルでリコピンの吸収効率がアップ

コレステロールの減少に役立つオリーブオイルは、強い抗酸化作用を持つリコピンの吸収効率を高めてくれる存在。

地中海ダイエットは、イタリアやギリシャなどの地中海地方の料理を中心に食べるダイエット法で、魚を中心としたブイヤベース、サラダなどのメニューが有名です。

地中海の料理はほとんどがオリーブオイルを使って調理されており、太陽の恵みをたっぷりと受けたトマトも生やソースにしてサラダ、パスタなど多くの料理に使われています。

オリーブオイルとトマトのどちらも、おいしくいただけるのが地中海ダイエットの大きなメリット。

基本的に味付けもオリーブオイルと塩コショウ、レモン汁のみを使ったシンプルなもののため、余分な糖質の摂取も予防し血液をサラサラにする効果が期待できるのです。

中性脂肪を下げるには、1日600mlのトマトジュース

そんな中性脂肪を下げる効果が期待できるトマトジュースは1日で600mlの摂取が推奨されています。

先ほどご紹介したように、トマトのリコピンは加熱処理によりトマトの細胞が破壊され外に出やすい状態に変化します。

トマトジュースの吸収効率は生トマトの約3.8倍

なんと生トマトと比較すると、トマトジュースのリコピンの吸収効率は約3.8倍にものぼります。

また、中性脂肪の減少にリコピンを役立てるには、1日に45㎎以上が必要であるとされています。

これはトマト6個分に相当する量で、毎日食事で補うのはかなりの量になってしまいますよね。

トマトジュースはリコピンの吸収率を高めるだけでなく、さらに効率的にリコピンを摂取できる飲み方でもります。

実はトマトジュース缶1本が200mlだとすると、これだけでトマト2個分(15㎎)のリコピンが配合されています。

つまり、朝と昼と夜の食事の際にトマトジュースを1缶飲むことを習慣づけることで、自然と1日に必要なリコピンが摂取でき、中性脂肪の減少に役立つのです。

トマトジュースの加工用トマトは、市販の物とは別品種

実はトマトジュースに使われている加工用のトマトは、市販されている一般的な品種とは違うことを知っていますか?

生食用トマトはピンク系トマトと呼ばれており、基本的にビニールハウスや露地にて生育されており1年中収穫ができます。

それに対して、加工用トマトは農林水産省が定めている規格に準じたものが使われています。

加工用は太陽の恵みをいっぱいに受けた完熟トマトであること、ほかにもリコピン含有量や色の赤さも細かく指定されており、別名「赤系トマト」と呼ばれています。

生食用とくらべて旬の時期に収穫される赤系トマトは、加工用トマトのおよそ3倍ものリコピンを含んでおり、断面を見ると加工用トマトは緑がかった部分が少なく、赤さが際立つ見た目です。

そのため、生食用トマトを食べるよりもトマトジュースやケチャップなどの加工目的のトマトの方が、中性脂肪減少に役立つリコピンを豊富に含んでいると言えるのです。

効果を逃さない!トマトジュースで中性脂肪を下げるポイント

そんなトマトジュースを飲むときに意識したい、中性脂肪を下げるポイントを見ていきましょう。

1日3回200mlずつ飲むこと

トマトジュースは一度に600mlを飲むよりも、1日3回に分けて摂取することを意識しましょう。

トマトは水溶性食物繊維のペクチンが豊富で、食事の際の余分な中性脂肪やコレステロールを包み込んで外に便として排出する作用があります。

そのため、1日3回の食事と合わせて摂取することで、中性脂肪の増加の抑制効果が期待できます。

また、水溶性食物繊維を一度に大量に摂取すると、お腹がゆるくなる副作用が起きることも。

もともと胃腸の働きが弱い人は下痢が続く恐れもあるので、一度に飲む量は200mlまでとし時間を空けて600mlを飲むことを意識しましょう。

熱に弱いので常温で飲むこと

基本的にリコピンは熱に強く、トマトジュースを一肌程度に温めて飲むことでリコピンの吸収率を高めて中性脂肪の減少に役立ちます。

しかし、トマトジュースに含まれるβカロテンなどの各ビタミンは熱に弱く、加熱しすぎると成分が破壊されてしまいます。

またトマトジュースはすでに加熱処理されているため、基本的には常温での飲用でも十分に有効成分が摂取できますよ。

もし温める場合は沸騰させないよう、500wの電子レンジで1分30~2分を目安に適温まで加熱しましょう。

食塩無添加の物を選ぶこと

トマトジュースには食塩が配合されたタイプもあります。

有塩のトマトジュースは癖がなく飲みやすいですが、毎日飲み続けることで塩分過多になり、かえって高血圧などのリスクが高まる可能性もあります。

そのため基本的に無添加で無塩タイプのトマトジュースを飲みましょう。

トマトの有効成分を濃縮したサプリメントもオススメ

トマトジュースの青臭さが苦手で飲めない人や、毎日600mlを飲み続けるのは厳しいとお悩みの人におすすめしたいのがサプリメントです。

トマトのリコピンやβカロテンなどの有効成分を数粒に凝縮したサプリメントは、カロリーも気にせず持ち運びしやすい便利アイテム。

サプリメントなら1日3回ではなく、1日2回や1回など自分が飲みやすいスケジュールに調整しやすいですよね。

ぜひトマトのリコピンなどの有効成分を摂取して、次回の健康診断に向けて中性脂肪の値の改善を目指していきましょう。

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