40歳以上の人が利用できる特定検診で中性脂肪の数値のチェックを!

食生活普段の食生活、生活習慣、皆さんは気をつけいますか?
暴飲、暴食を繰り返してついつい太ってしまったという事はありませんか?

そのような生活を続けていると生活習慣病の心配が出てきます。

一定年齢に達すると毎年、健康管理の一部として健康診断を受けていると思いますが、2008年より妊婦、長期入院者、海外在住者を除く40歳から70歳の保険加入者とその家族に対して特定健康診査も実施されるようになりました。

特定健康診査とはどのような検診なのか、解説していきましょう。

特定健康診査を受ける目的

糖尿病生活習慣病は脂質異常症(高血脂症)や糖尿病、高血圧などが含まれますが、国民医療費の約3割は生活習慣病が占めています。
そして、これらの疾患は症状が気づきにくいという特徴があります。

しかも疾患が重複している事も多く、知らないうちに動脈硬化が進行していって突然、心筋梗塞や脳梗塞で倒れる可能性もあります。

そのため手遅れになる前にこれらの生活習慣病の前段階でもあるメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)を見つけるための特定健康診査を実施するようになりました。
特定健康診査という名前ではあまり馴染みが無いかもしれませんが、メタボ検診といわれている事が多いのでこちらの名前は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

メタボが気になる方は中性脂肪値やコレステロールをしっかり把握しておきましょう。

特定健康診査はどのような検査を行いますか?

健康診断特定健康診査では以下のような検診を行います。

問診
普段の生活習慣についてなど

医師による診察

身体計測
身長、体重、腹囲を測定して、数値をもとに肥満度、BMIを算出します。

尿検査
尿糖や尿たんぱくが検出されないか

血圧

血液検査
中性脂肪、HDL・LDLコレステロール、GOT・GPT、γ-GTP、血糖、HbA1c

他、医師の判断で以下の検査を行う場合があります。
心電図、貧血検査、眼底検査

血液検査では様々な数値が出ているためによくわからないかもしれませんが、大まかに以下の数値だと覚えておくと良いでしょう。

  • 中性脂肪値
  • HDLコレステロール=善玉コレステロール
  • LDLコレステロール=悪玉コレステロール
  • GOT・GPT=肝臓に障害が無いか、炎症が起きていないかを診る為
  • γ-GTP=アルコールが原因で肝臓に問題が起きていないか
  • 血糖=空腹時の血糖値
  • HbA1c=ここ1~2ヶ月の血糖値の平均値

メタボリックシンドロームと診断される基準と特定保健指導について

お医者さん《ステップ1》

まず、腹囲やBMIが基準となり以下の基準に従って診断されます。

腹囲で男性は85cm未満、女性は90cm未満で、BMIが25以下
特に問題なし

腹囲で男性では85cm以上、女性では90cm以上だった場合、以下の《ステップ2》で2つ以上当てはまった場合は対面や電話やメールによる「積極的支援」を3ヶ月から6ヶ月ほど受ける事になります。
1つ当てはまった場合は同じく1回のみ対面、電話、メールによる「動機づけ支援」を受ける事になります。
ステップ2で1つも当てはまる項目が無かった場合は情報提供レベルという事で特に支援はありません。

腹囲で男性は85cm未満、女性は90cm未満だったが、BMIが25以上だったという場合は同じく、以下の《ステップ2》を参考にして判断していきます。

3つ以上当てはまると対面や電話やメールによる「積極的支援」を3ヶ月から6ヶ月ほど受ける事になります。

1、2個だった場合は同じく1回のみ対面、電話、メールによる「動機づけ支援」を受ける事になります。

ステップ2で1つも当てはまる項目が無かった場合は情報提供レベルという事で特に支援はありません。

《ステップ2》

□血糖

空腹時血糖値が100mg/dl以上、HbAicが5.2%以上のどちらかが当てはまる(薬服用中の患者さんも含む)

□中性脂肪が150mg/dl以上、HDLが40mg/dl未満のどちらかが当てはまる(薬服用中の患者さんも含む)

□血圧
最高血圧が130mmHg以上、最低血圧が85mmHg以上のどちらかが当てはまる(薬服用中の患者さんも含む)

□喫煙中、もしくはこれまでに喫煙歴がある

また、検査の結果によっては医療機関への受診をするように「受診勧奨」のお知らせをお送りする場合もありますので、受診勧奨が届いたら速やかに医療機関への受診をして下さい。

既に投薬治療をしている患者さんについて

糖尿病や高血圧症、脂質異常症などの治療を開始しており、薬などを服用している患者さんの場合、特定保健指導の対象にはなりません。

既に治療しているために医療機関を受診しているので、そのまま医療機関による指導を受けるほうが適当だからという理由になります。

特定健康診査の時に糖尿病や高血圧症、脂質異常症による薬を服用しているという場合、薬を飲んでいる事を伝えるようにして下さい。

保健指導を受けて病気の予防を!

特定健康診査を受けた結果、積極的支援や動機的支援を受ける事になってショックを受けている方もいらっしゃると思います。

ですが、支援を受ける対象の場合、まだ疾患になる前段階と受け止めて生活習慣を改善していきましょう。
指導を受けることによってこれまでの食習慣や生活習慣は良くなかったんだと実感できるようになり、疾患になる前に改善する事も期待できます。

一方、積極的支援や動機的支援の対象になっても面倒だから、そしてなかなか実践できないという理由で改善、予防をしないという方が多いようです。

今は良いとしても、予防しないでいると気がつかないうちに動脈硬化へと進行して高血圧、脂質異常症、糖尿病などの疾患も抱え、なおかつ合併症などの心配も出てくる・・・といった恐ろしい結果にもなりかねません。

病気になる前段階でしっかりと予防できるように検診を受け、生活習慣を改善していくようにしましょう。

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