日々のストレス過多が中性脂肪を増加させる元

ストレス
人は起きて活動している以上何かしらのストレスを受け続けて生きています。
現代社会で敵視されているストレスですが、適度なストレスであればかえって健康に良かったり、スポーツの分野においては適度なストレスが最高のパフォーマンスを引き出すとされています。

しかしやはり、過度なストレスは害悪しか生みません。
そしてストレスと中性脂肪には深い関係性があり、過度なストレスが中性脂肪を増加させる原因となるのです。
今回は、ストレスと中性脂肪の関係について紹介していきます。

ストレスで中性脂肪が増加するメカニズム

不満
人が過度なストレスを感じると脳の機能が低下してしまうのですが、このとき副腎と呼ばれる器官からコルチゾールと呼ばれるホルモンが分泌されます。

通称ストレスホルモンとも呼ばれているこのコルチゾールの主な役割は、糖質の代謝と脂肪の分解です。
代謝と分解と聞くとむしろ中性脂肪を減少させるのではと思うかもしれませんが、実際はその逆でありこの働きが中性脂肪を増加させます。

ストレスで脳の機能が低下していると機能回復を図るために各器官から脳のエネルギー源(グリコーゲン)である糖質を送り込みます。

これにより血糖値が急激に上昇するのですが、これにより中性脂肪を多く合成。(糖質は中性脂肪の原料)
さらにコルチゾールは脂肪の分解を促進し血液中の遊離脂肪酸を増加させます。

通常遊離脂肪酸は体中の細胞に送られエネルギーとして消費されるのですが、余った遊離脂肪酸は肝臓に送られ中性脂肪となり蓄積されてしまうのです。

このように人はストレスを感じるとコルチゾールというホルモンの作用により、中性脂肪が体内に蓄積されやすい体になってしまいます。

≪アドレナリンとナルアドレナリン≫

運動をするとアドレナリンが分泌されるとは良く聞きますが、実はアドレナリンは何もしていないときでも分泌されているホルモンです。そしてナルアドレナリンも同様に。

通常は中性脂肪を分解する働きがあるのですが、同時に副腎皮質ホルモンをも分泌させます。
副腎皮質ホルモンはコルチゾール同様に血液中の遊離脂肪酸を増加させる作用があるため、中性脂肪の合成を促進してしまうのです。

そしてアドレナリンとナルアドレナリンはストレスを感じ自律神経が乱れたときも分泌されるので、ストレスによって中性脂肪が増加する原因となります。

ストレスの種類と改善方法

睡眠
以下に主なストレスの種類と、その改善方法を紹介します。

≪睡眠不足≫

睡眠が足りていないとなんだかイライラしやすいというのは誰もが経験をしたことがあると思いますが、これはストレスによるものです。

そしてストレスを感じると脳が興奮状態となり、また睡眠不足を誘発します。
こうしたサイクルで余計にストレスを生む悪循環が生まれてしまいます。

改善するためにはしっかりとした睡眠を摂ることなのですが、日々忙しくてしっかりとした睡眠時間が取れない方も多いでしょう。
そこで短時間でも良質な睡眠を取れる方法を実践してみてください。

  • 就寝3時間前から何も食べない
  • 就寝前にスマホやパソコンを使用しない
  • 就寝20分前に布団に入る
  • 就寝前にお風呂に浸かるなどリラックスしている状態を整える

この中でも特に就寝3時間前から何も食べないというのが重要です。
就寝前に何かを食べると睡眠時にまで臓器が機能している状態となり、常に浅い眠りが続きます。
これでは良質な睡眠が取れないため、就寝3時間前は何も食べないよう心がけましょう。

≪喫煙≫

「タバコはストレスを軽減してくれる」と喫煙者はよく言いますが、何を隠そうタバコはストレスを生み出しているものなのです。
喫煙者が常にストレスを感じているのはニコチン切れによる離脱症状です。

つまりタバコがストレスを生み出しているにも関わらず、タバコがストレスを軽減してくれていると錯覚しているのです。
タバコによるストレスも当然中性脂肪のもととなるので、やはり禁煙することが一番です。

≪運動不足≫

運動不足は疲労のアンバランスを生みます。
仕事などで1日脳をフル活用したとしても、体が疲れていなければ就寝時上手く寝付くことが出来ず睡眠不足とストレスのサイクルへと陥ります。

さらに運動不足は日々のストレスが上手く発散できていない状態なので、ストレスの溜まりやすい体質になってしまいます。
特別な運動をする必要はありません。

日常の中にいつもより20分程度長く歩く機会を設けるだけでも運動不足は解消されます。

≪デスクワーク≫

1日に6時間以上座っていると15年以内の死亡リスクが40%増加するという情報がありますが、これにはストレスが関係しています。
このような情報を受けGoogleやFacebookではスタンディングデスクと呼ばれる福利厚生が用意されているほどです。

しかし自身が勤める会社でスタンディングデスクを推しても恐らく相手にされないのが落ちです。
そこでデスクワークをしている方は電話を受けるときは立つ、同僚への要件はメールではなく直接伝えるなど、極力立つ機会をつくりましょう。

≪人間関係≫

仕事での人間関係などは最もストレスを感じるものです。
しかし”関わらない”ということも出来ないので、他にストレスを発散する場所を探すしかありません。
没頭できる趣味や激しい運動をするスポーツを始めるといいでしょう。

ビタミンCはストレスを解消!?

ビタミンCはストレス耐性を強くする副腎皮質ホルモンを分泌させる働きがあるため、ストレス解消に効くとされています。
がしかし、前述したように副腎皮質ホルモンは遊離脂肪酸を上昇させ中性脂肪を増加させる原因にもなってしまうのです。

そのため中性脂肪が気になるという方はビタミンCを摂取してストレス耐性をつけようと考えない方がいいでしょう。
ビタミンCを摂取するよりも、日々の生活習慣をほんの少し正すだけでもストレスは大幅に軽減されます。

まとめ

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何事も適度が重要であるように、ストレスも例外ではありません。
どんなに健康に気を付けていても過度のストレスを感じていると様々な疾患のリスクが増大するというデータまであります。

そして中性脂肪もその中の内の一つですね。
避けられないストレスは上手に付き合っていくしかないので、無理をしない範囲で工夫し、日々のストレスを解消してください。