中性脂肪を下げるツボ!食事や運動にプラスアルファできる簡単ダイエット方法

中性脂肪を下げるツボ!食事や運動にプラスアルファできる簡単ダイエット方法

足ツボマッサージなど、ツボを刺激することが健康に良いのは皆さんご存知かと思います。

これはツボを押すことで血行が促進され新陳代謝が高まり、体の不調が改善されるからです。

ツボの数は全身で670種類ありますが、その中には中性脂肪を下げる働きをもったツボもあるんですよ。

ツボ≠マッサージ!東洋医学に基づいた治療方法

「ツボ」とは鍼やお灸、按摩の際に刺激する場所を指します。

東洋医学に伝統的に伝わる考え方、「気」と「血」の通り道である「経路」のポイントとされる場所です。

なんと東洋医学ではツボを触ったり、刺激したりする事によって身体の異常を見つける事ができるのです。

仕組みとしてはツボを刺激することによって気や血の巡りが良くなるので、内臓の機能が活性化し、体調が改善されるというものになります。

ツボ押しは単なるマッサージではなく、きちんと医学的根拠に基づいた働きがあるのです。

ツボを押す前に、中性脂肪がつくられる仕組みを知ろう

中性脂肪の材料は、食事で摂取したエネルギー

中性脂肪の材料は、食事で摂取したエネルギー

中性脂肪の材料になる栄養素は、糖質・脂質・タンパク質の三大栄養素です。

食事で摂取した三大栄養素は、体内で身体を動かすエネルギーとして使われます。

つまり食事から栄養を摂取できない場合などには、三大栄養素が入荷してこないので身体を動かすエネルギーが無くなってしまうというわけです。

こうした事態にも身体を動かせるようにするため、予備電源としての働きをもつのが中性脂肪です。

中性脂肪は体内に三大栄養素が不足した場合に、エネルギー源として燃焼されるのです。

中性脂肪は摂取エネルギーから消費エネルギーを差し引いた、余剰エネルギーを材料に作られます。

中性脂肪をエネルギー源とするには分解が必要

予備エネルギーとして蓄えられた中性脂肪ですが、そのままではエネルギーとして消費することが出来ません。

中性脂肪をエネルギーとして利用するには、遊離脂肪酸という形に分解する必要があります。

この分解を行うのが膵臓から分泌される脂肪分解酵素のリパーゼで、中性脂肪はリパーゼによって、遊離脂肪酸とグリセロールに分解されます。

つまり膵臓の機能が下がり、リパーゼの量が減ってしまうと、中性脂肪の分解が追いつかなくなり、エネルギーとして消費できないので中性脂肪がどんどん貯まっていってしまうのです。

中性脂肪と悪玉コレステロールは1セット

実は中性脂肪の量と悪玉コレステロールの量には関係があり、中性脂肪が多いほど、悪玉コレステロールも多くなる関係にあります。

中性脂肪という物質は、水が油をはじくように、それ単体では血液中に溶け込むことが出来ないのです。

そのため、中性脂肪が血液中を移動するには、悪玉コレステロールと合体する必要があります。

つまり中性脂肪が多いほど、移動に用いる悪玉コレステロールもたくさん必要となるので、中性脂肪値と悪玉コレステロール値の双方が高くなるというわけです。

逆も然りで、悪玉コレステロールが多いほど中性脂肪も多くなりますので、2つの数値は比例する関係にあるといえるのです。

中性脂肪やコレステロールは内臓でつくられる

中性脂肪になるのは体内で消費しきれなかったエネルギーの余りです。

カロリーは身体を動かすエネルギーとして消費されますが、余ったカロリーは肝臓で中性脂肪に変換され、いつか使うエネルギーとして蓄えられます。

体内の代謝機能が低いとエネルギーとして消費されるカロリーが少ないので、余剰カロリーを余計に余らせて、より多くの中性脂肪が作られてしまうというわけです。

また、コレステロールの量も内臓と密接な関係があります。

大半のコレステロールは食事ではなく、体内でつくられており、脂質などの三大栄養素を材料に肝臓でつくられます。

さらに役目を終えたコレステロールは、胆汁酸という形に変換されて体外に排出されるのですが、ここでコレステロールから胆汁酸への変換作業を行うのも、これまた肝臓なのです。

つまりコレステロールをつくるのは肝臓、捨てるのも肝臓ということになります。

肝臓の機能がよくなることで、コレステロールの循環効率がアップするというわけです。

このように、内臓のパフォーマンス能力は中性脂肪やコレステロールの量に大きく関係しているのです。

血流の悪化こそ、中性脂肪とコレステロールの問題点

そもそも中性脂肪値やコレステロール値が高いことの何が問題なのでしょうか?

血液中に中性脂肪や悪玉コレステロールが増えてしまうと、濃度が増してドロドロとした血液になってしまいます。

このドロドロ血液は血管を流れにくいため、身体の栄養の巡りが悪くなるなどの身体機能に影響を及ぼし、さらに中性脂肪値やコレステロール値を高くしてしまうのです。

これが広義にいう「動脈硬化」という症状になります。

それに加えて、悪玉コレステロールには血管壁に潜り込んで、血管にニキビのような炎症をつくってしまう作用があります。

血管にコブができる事で、血管の中は狭くなり、余計に血流が悪くなってしまう上に、血管の柔軟性も失われ、千切れたり破けたりする原因になってしまいます。

最悪の場合、血管が詰まることで心筋梗塞や脳梗塞を起こし、死に至る危険もある恐ろしい病気なのです。

血の巡りをよくするツボ。

ツボ押しといえば血行改善ということで、血の流れをよくするツボをご紹介します。

血液が流れやすくなることにより、身体に栄養が行き届き、肝機能や新陳代謝が高まることで、中性脂肪の減少につながるのです。

中性脂肪の減少だけでなく、血液サラサラ効果も期待できるので、動脈硬化の症状そのものへの対策にもなるんですよ。

気海(きかい)

おなかの中心、へそから指二本分下のところにあるツボになります。

全身の血流をよくするツボで、自律神経を整えてくれる働きもあります。

寝転んだ状態で両手の人差指と中指を使い、ゆっくりと呼吸に合わせて押しましょう。

合谷(ごうこく)

手のツボで、人差し指と親指の骨が合流するところから、やや人差し指寄りにあります。

手足の先の血液の流れもよくするので、冷え性にも効果があります。

いつでもどこでも押せるツボで、強くグッと押すと痛気持ち良いツボです。

湧泉(ゆうせん)

足裏の土踏まずの上、足指の付け根から指三本分のところにあります。

血流をよくして、身体全体をあたためてくれる効果があります。

吐く息と共に、ぎゅっと強めに押して刺激しましょう。

運動前やお風呂で押すと発汗効果もあがるのでおすすめです。

足三里(あしさんり)

膝の皿の外側の斜め下あたりにくぼみから指4本分下に下がった部分になります。

全身の血流を促す効果があり、ドロドロ血液の方には特におすすめのツボです。

太い骨にそった位置にあるので、中指や親指を使って骨を外側から押すイメージで押しましょう。

便秘解消などデトックス効果のあるツボ

便秘と中性脂肪にも、実は意外な関係があります。

そして前述した通り、悪玉コレステロールは胆汁酸という形で体外に排出されます。

その胆汁酸は、体内から便として排泄されるのです。

中性脂肪と悪玉コレステロールの量は比例するので、便通をよくすることが間接的に中性脂肪を減少させることになるというわけです。

デトックス効果によって、余計な脂質を排出してくれる働きも期待できます。

大巨(だいこ)

おへそから指2~3本分外側にいき、さらに指2~3本分下がった部分にあります。

便秘のツボとしては比較的有名で、慢性的な便秘の人はこの部分がかなり硬くなっているはずです。

便秘の改善はもちろん、下腹部の膨満感や尿量や回数が少ない、動悸、不眠などにも効果があります。

両手の人差し指と中指を重ねて、ゆっくり押し揉むようにしましょう。

間使(かんし)

腕の内側の中央、手首から指4本分の場所、2本の筋の間にあります。

ゆっくり押しもんでいるうちに腸の動きが活発になってきます。

残りの指で腕を支えながら、親指で強めに2~3分ゆっくりと押し揉みます。

即効性があるので、トイレの中でやると便が出やすいです。

水分(すいぶん)

おなかの中心、へそから指1本分上にあるツボです。

その名の通り、身体の中の水を分け、余分な水を体の外に排出する作用があります。

特にむくみに有効といわれており、利尿作用を高めることで老廃物の排出を助けてくれる働きも。

息を吐きながら、両手の中指を押し込むように強めに10回程度押しましょう。

もともと筋肉量が少なく、リンパの流れが悪くなりやすい女性におすすめです。

盲兪(こうゆ)

へその両隣、親指の幅1/2本分外側にあるツボ。

下痢にも便秘にも効き、食欲不振も改善してくれるほか、胸やけやゲップ、低血圧に足の冷えなどにも効果があります。

あお向けに寝て、両手の人さし指や中指で腹部の脂肪がへこむ程度にジンワリ押してやると良いでしょう。

支溝(しこう)

手の甲側の前腕部、手首から指3本分肘に向かったところの中央、ちょうど骨と骨の間に位置します。

便秘の名穴とも呼ばれており、様々なタイプの便秘に効果があるとして有名です。

親指でやや強めにグッと押し、5~10秒押しては離す作業を数回繰り返すと良いです。

内臓を元気にしてくれるツボ

前述した通り、中性脂肪の生成とコレステロールの排出には肝臓の機能が深くかかわっています。

さらに中性脂肪を分解するには、脂肪分解酵素が必要になりますが、これも膵臓でつくられています。

つまり消化器官を含めた臓器の機能を改善することは、中性脂肪とコレステロール、双方の循環をよくすることに繋がるのです。

天枢(てんすう)

へそから指3本分外側に離れた左右両側、胃腸の上にあるツボです。

内臓全般の働きを活性化させるツボですが、胃腸の調子を整える効果もあり、胃もたれや下痢など、お腹の悩みにも役立ちます。

人差し指、中指、薬指の3本の指を揃えて、左右のツボを同時に押しましょう。

腹筋の力を緩めておくのがポイントで、お腹が軽くへこむぐらいの強さで力を入れれば十分です。

中脘(ちゅうかん)

胸の中央の前面にある窪んだ部分とへそを結んだ線の中間にあります。

胃からくる病気と消化器系の病気全般に有効、便通の改善も期待できます。

精神安定効果もあるので、イライラで暴食になりがちな人にもおすすめのツボです。

押すというよりは、擦るように優しく刺激してあげた方がよいでしょう。

太陽神経叢(たいようしんけいそう)

親指と人差し指の付け根から、4cmほどかかとに寄った足裏のツボです。

ここを刺激することで、脂肪と水分の排出が促されます。

両手の親指を重ねてツボにあて、つま先の方に向けてやや強めに押しもみます。

左右の足を各1〰2分間ずつ行いましょう。

副腎・腎臓(ふくじん・じんぞう)

土踏まずの上のほぼ中央に位置する足のツボですが、そのやや上でも大丈夫です。

刺激することで体脂肪の燃焼を促進し、身体に貯まった老廃物を体外へ追い出す働きがあります。

左右の足をしっかりと各1~2分間ずつ押しこみましょう。

ストレスや食欲を抑えるツボ

中性脂肪とは、(摂取カロリー)-(消費カロリー)ですので、摂取カロリーが少なければ、材料不足を起こし、つくられる中性脂肪も少なくなるということになります。

摂取カロリーを減らすには、食欲を抑えることが重要になります。

満腹中枢が刺激されると、それ以上食べたいと思わなくなり、反対に摂食中枢が刺激されると、食欲が起こります。

食事がストレス解消になっている場合や、睡眠不足も食べ過ぎの原因になりますので、精神状態も実は非常に大切なのです。

神門(しんもん)

手首の横じわを小指側へ、少しくぼんだ場所にある掌のツボになります。

循環器系の機能を整えて自律神経を調整することでイライラを抑え、やけ食いの防止に効果を発揮します。

残りの指で手首を掴み、親指でツボを30回くらい刺激するとよいでしょう。

骨に近い部位なので、ペン先などでやや強めに押しても大丈夫です。

飢点(きてん)

耳の穴の少し前にある突起、その突起の少し下側に位置しています。

親指を耳の穴に入れるようにして、前方から人差し指で突起をつまむようにして揉むとよいでしょう。

食欲を抑えて食事の量を減らすには、食事の15~30分前にツボ押しすると効果的です。

胃(い)・脾(ひ)・大腸区(だいちょうく)

手のひら側の親指の付け根、生命線に沿った部分にあります。

指でぎゅっとつねり、赤くなるまで2~3分刺激しましょう。

優しく撫でると、逆に食欲を増進してしまうこともあるので注意が必要です。

食欲抑制(しょくよくよくせい)

足の裏に位置し、親指と人差し指全体および両指の付け根のふくらみ部分まである広めの足ツボです。

このツボを刺激することで食欲を抑制して過食を防ぐ効果が得られます。

左右の足をともに各1~2分間ずつ押し揉むようにしましょう。

中性脂肪を下げる実践編、ツボを押す方法を学ぼう

素手でOK!しっかりツボを刺激できる方法

素手でツボを刺激する際は、指の腹をツボに押し当てるというのが大切になります。

指を立て過ぎると、皮膚に傷がついてしまう危険があるだけでなく、力が一ヵ所に片寄ってしまうからです。

力を加えたいという場合は片方の指で強く押すのではなく、両手の親指を重ねて行うようにしましょう。

同じツボを長い時間押し続けるのではなく、一押しで3~5秒行い、指を離して、再び押すという回数を繰り返した方が刺激はよりしっかりと伝わります。

指を離す時はゆっくりと行った方が、筋肉や神経を痛めてしまうリスクも少ないです。

ただしツボ押しとは本来、専門家が行うものですので、セルフケアでおこなう場合は十分に注意するようにしてくださいね。

初心者オススメ!道具を使ったツボの押し方

初心者さんの場合、手を使ってツボを指圧することが難しいと感じる方も多いでしょう。

そんな人にオススメしたいのが、道具を使ってのツボ押しです。

市販で売っているツボ押しグッズでも良いですが、身近な物もツボ押しの道具になるんです。

細かいツボを突くにはヘアピンやつまようじ、ツボを擦るように行う場合は歯ブラシが効果的です。

ほかにも洗濯バサミで挟んだり、ドライヤーで熱風を当てたりと、意外な物でさえツボ押しの道具になるんですよ。

・つまようじ

5~6本を輪ゴムで束ねるだけでOK。ツボに応じて突端部と頭の部分を使い分けましょう。

・ヘアピン

つまようじと同じ要領で、強い刺激は先の部分、弱い刺激はU字側と使い分けます。

・歯ブラシ

ツボの前後1~2cmの幅を2~5分、ツボの周りが暖かくなるまで擦りましょう。

ツボ押しだけでは、中性脂肪対策として不十分です

ここまで中性脂肪を下げるツボをご紹介いたしましたが、これらのツボを押すだけで中性脂肪が劇的に減るということはまずありえません。

もしツボを押すだけで中性脂肪が下げられるのであれば、多くの病院で治療として実施されているはずです。

実際の病院では、食生活の改善やタバコや飲酒などの生活習慣、運動についての指導を行い、中性脂肪値を改善する治療を行っています。

今回ご紹介したツボ押しは、そうした生活習慣の改善に付け加えて、プラスアルファとして行うのがよいでしょう。

中性脂肪の原因に向けた食事療法

中性脂肪をつくる材料は食事から摂取される三大栄養素ですので、まずはそれらを減らすカロリー制限が基本となります。

食べる物の種類も問題で、血液をドロドロにしてしまう動物の脂や甘いお菓子などは控えるようにすること。

それと反対に、中性脂肪を減らしてくれる食べ物は率先して食べるようにしましょう。

身体に良い食べ物としては、血液サラサラ効果の高い青魚や、脂肪の吸収を抑えてくれる野菜類が定番とされています。

中性脂肪の原因となる生活習慣の改善

タバコやお酒は健康に悪いイメージ通り、中性脂肪を増やしてしまう作用を持っています。

お酒に含まれるアルコールは内臓の働きを邪魔するだけでなく、カロリーの増加にもつながり、タバコに含まれるニコチンは身体機能を劣化させてしまいます。

ストレスを感じると分泌されるストレスホルモンも中性脂肪が増える原因になりますので、こうした原因の排除は必須項目であるといえるでしょう。

中性脂肪を燃焼させる運動療法

摂取カロリーの制限と同様に、消費カロリーを増やす手段として、運動を行いましょう。

身体を動かすことによって、血行改善やストレス解消にもなるので、中性脂肪に対しては一石二鳥以上の働きを持っているのです。

中性脂肪を減らす運動療法は30分以上続けられる有酸素運動が基本とされ、ジョギングや水泳などがあります。

上記のようなハードな運動でなくても、階段の上り下りやウォーキングも立派な有酸素運動になりますので、普段から積み重ねていくことが大切です。

ツボ押しの最大のメリットは、簡単にできること

食事療法や運動療法に加えるプラスアルファとして、ツボ押しを提案させて頂きました。

ツボ押しのメリットは、簡単にできることにあります。

手で指圧するだけであれば、道具もいりませんし、道具を使うにしても身近な物でOKですので、経済的負担もありません。

どこかへ行く必要もありませんので、自宅で行うことができる上、時間も1セット3~5分程度と暇な空き時間で簡単にできる、最も難易度の低い中性脂肪対策なんですよ。

手のツボなどはいつでもどこでも、仕事中や通勤電車でもツボ押しすることができるので、皆さんも今回ご紹介したツボを覚えて、お手すきの時に試してみてくださいね。